・・・いきなりの展開に困惑するシンジ・・・
・・・しかしこれは序章に過ぎなかった・・・
・・・そして・・・
・・・他の世界の者達もこの時到着することになる・・・
・・・一人はヨーロッパ・・・
・・・もう一人はアメリカ・・・
・・・その二人はこの世界でもシンジの世界でもない・・・
・・・魔法というものが繁栄している世界・・・
・・・科学というものが繁栄している世界・・・
・・・この世界、シンジの世界でもありえない存在が現れた・・・
第二話「異世界の二人」
シュウジ
===アメリカ===
アメリカのニューヨークで奇妙な事件が起きていた。
自由の女神の上空に閃光が現れ、次の瞬間半径50mは跡形も無く消えた。
よって自由の女神はなんともいえない姿になってしまった。
某国からのミサイル攻撃か!?ということが世間で騒がれていたが現場を調べてみると違うということが判明。
自由の女神の消えた断面を見てみるとそれはすぐにわかった。
まるで空間ごと抉り取られたような切り口。
それはまるで鏡のようだった。
妖怪、悪魔の仕業?ということで処理が始まった時、その原因となった少年は町にいた。
「ここは何処なんだ?」
神秘的な雰囲気を纏っている少年が呟いた。
13,4歳ぐらいだろうか・・・中性的な容姿に銀髪。
金色の瞳をしていて肌は白い。
身長は160ぐらいだろうか、服装は映画で出てくる近未来で装備しそうな戦闘服を着ていた。
周りはそのコスプレのような格好に避けながら歩いている。
「とりあえず・・・」
その少年は電話ボックスに歩いていく。
「さてと。」
少年は電話に手のひらをあてる。
[アクセス開始]
少年の周りは少しばかり光っているようにも見える。
「なるほど、ここは異世界か・・」
少年は少し悩んで、
「そのへんぶらぶら歩くか。」
少年はそういって町の中に消えていく。
この少年がやったことはハッキングである。
自分の体内の中にあるナノマシンを電話ボックスからネットにつなぎこの世界の情報を見たのだ。
この少年はどうやら科学が繁栄している世界から来たようだ。
シンジの世界とは比べ物にならないほどの科学の力を持った少年が降り立った。
===ヨーロッパ===
ヨーロッパのイタリアのベニスもこの時奇妙な事件が起きていた。
こちらはGSの人なら誰でも、いや一般の人でも目を見張る現象があった。
空がいきなり黒い雲に包まれて雷が横に流れるように発生している。
其処に直径100mはある魔方陣が空に描かれる。
そしてその魔方陣に大量の雷が落ちる。
そして発動。
あたりは一面光に包まれる。
次の瞬間、黒い雲も魔方陣も消えていた。
光に包まれた瞬間数人は見た。
龍らしき姿とその背中に黒い影を・・・
「何なのよここは、ねえ龍天?」
「グワァ」
龍天の背中に乗っている少女はため息をつく。
腰まである金髪をポニーテールにしていて服装はいかにも魔法使いという感じだ。
少女の瞳は灰色で強い意志が見られる。
13、4歳ぐらいの身長は155あるかないかぐらいだ。
「とりあえずその辺ブラブラしますか、龍天?」
「グワァ!!」
龍天に乗っている少女は空に消えていった。
===神界、魔界===
「異世界からの侵入者発見!!」
「直ちに捕まえて妙神山に連れて行け!!」
「「「了解!!」」」
神界の実行部隊がアメリカに出動した。
一方魔界でも実行部隊がイタリアに出動した。
しかしこの時は神界も魔界の人達も甘く見すぎていた。
異世界から来た二人の戦闘能力に・・・・
===アメリカ===
少年の前に天使の実行部隊が現れた。
「異世界から来た者だね?」
実行部隊の隊長らしき人物が少年に尋ねる。
「書物の中にしかいない天使がなぜここにいる?
この世界では珍しいことではないようだが・・・
俺に何のようだ?」
少年は天使に質問する。
「答える義務は無い、一緒に来てもらおう。」
隊長がそういった瞬間、
ドンッ!!!
一瞬で隊長の目の前に来ていた少年は腹に打撃を与える。
隊長はその場に倒れる。
「貴様らには用は無い。
さっさと帰れば殺さないで置いてやる。」
「「「貴様!!」」」
天使達は一斉に少年に攻撃を仕掛ける。
しかし、またその少年は突然消える。
そして天使の実行部隊の後ろに少年は現れる。
手にはこの世界には無い銃、背中に背負っていた全長1mはあるだろう。
形はガトリングに似ていて銃筒の周りには色々な機械がついている。
普通なら弾が付いている筈だがそれには無い。
重さ200キロは超えているだろうそれを片手に持っていて銃口をこちらに向けている。
「悪いな、神話とか宗教は信じてないんでね、死ね。」
少年は銃を発射させる。
天使達はそれを避ける自信があった。
実践で鍛えた反射神経、戦闘能力を・・・・・
しかし天使達は忘れていた。
この少年はこの世界のものでは無いことを・・・・
キン!!!
これが天使達が聞いた最後の音だった。
「さてと・・・・・」
少年が銃を背中に背負いその場を去る。
少年が撃った方向は天使の姿はなく跡形も無く消えていた。
ビルが抉れその切断部分は空間ごと消えたようだった。
「何時の世も戦争か・・・・」
少年は意味も無く呟いた。
===イタリア===
少女は龍天に乗り空を飛んでいた。
そこへ魔界の実行部隊が少女の前に現れた。
「異世界の者か?」
「さあ、何のことかさっぱり?」
魔界の実行部隊の言葉に少女はとぼける。
「とにかく来てもらう。」
魔界の実行部隊も実力で連れて行こうとした。
しかし、
「私の力は人外なる力。
貴方達には恨みは無いけど死んでもらうわ、龍天。」
龍天は火を吹く。
しかし魔族には当たらない。
その時間稼ぎの間に魔法を詠唱する。
時間は一瞬でしかなかったが・・・・・
[天空魔法・流星千華]
少女が魔法を発動させた。
魔族に向かって七色に輝く閃光が襲う。
魔族は必死に避けるが名の通り千の閃光が追尾して魔族に死を与える。
「魔女狩りはここの世界もあるのかな〜?龍天?」
「グワァ?」
少女の問いに龍天は困ったかの答えをする。
その会話からはさっきまで戦闘があった雰囲気はまるで無い。
・・・この後も二人は実行部隊を次々に殺していく・・・
・・・その行為に罪悪感はまるで無い・・・
・・・前回の世界でどれだけの闇を見たのか想像が出来ない・・・
・・・相当な闇を見ないと出来ない瞳をその身に宿している二人・・・
・・・この後上級の神族、魔族が出動、説得をし事なきを得る・・・
・・・しかしこの時までに二人で5桁は殺していた・・・
・・・傷一つ無く・・・